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SPILIA
SPILIA

architecture

drawing

2017

朝、陽の光を浴びて目を覚ます。外に出れば季節の香りを感じ、そうして陽が落ちると眠りまた太陽と共に目覚める。昨今、この当たり前のサイクルが乱れつつある。茫漠たる社会の中に生きる我々が時間を忘れ、つかの間の安息を得る場所。光荘SPILIA(スピリア)は、森の中に佇む光と影の家。人の奥底にある自然の記憶を呼び覚ます建築。

ディティール:天井には丸型・角形の開閉式の明り取り(障子)がはめ込まれており、天井照明の類を必要としない。古来より間仕切り・採光に優れた障子は我々の暮らしの中で非常に身近なものとして寄り添ってきたが、このやわらかく美しい光をコンクリートの無機質な造りと調和させることで建物に有機的な暖かさを生む。窓は季節の移ろい表す鏡であるが、この天窓は天候によってもその表情を変える。雨が降ると屋上に小さな池が出現し、風に揺らめく水面の光が窓を通して室内に降り注ぐ。寝室で天を見上げれば揺らめく星の光を遥か頭上に見ることができる。